Spring'24でLightningレコードページの動的フォームに機能が追加となり、参照先項目を表示できるようになりました。
参照先項目は2階層上のオブジェクトの項目まで可能です。
次の点で非常に便利だと思いました。
- 今までは数式では表示できなかった参照先のロングテキスト、リッチテキスト、複数選択リスト値の表示ができるようになった。
- 参照先の”ラベルとAPI名が異なる選択リスト値”をそのまま表示可能になった。(単純な数式ではAPI名となるため条件などが必要だった)
- 画面表示の用途のみの数式の作成が不要になった。
- 数式のリレーション数の制限を超えた参照先の表示が可能になった。(数式では参照できる項目はリレーション数が20までなどの制約があります)
動的フォームでは、機能が多く
- 標準レイアウトではできなかった「テキスト型のName項目」がレイアウトから外せる
- 取引先の親取引先項目をレイアウトから外せる
- 各項目毎に条件設定ができる
- 同じ項目を複数個所に表示できる
と非常に便利なのですが、どの項目を表示しているのか、どの条件で表示しているのかの確認に時間がかかるという印象を受けました。FlexiPageのメタデータも構造が複雑であるため何らかの工夫が必要なのだと感じています。